2009年1月17日土曜日

最後のお別れ



旦那が12時頃岡山に着きました。当直だったので
急な患者や手術が入ったら帰れなかったので、早く
帰れてよかった。
ぬいぐるみのように眠っている藍をなでていた。
こんなかたちでの再会は悲しい事だけど、年末に
2週間一緒に過ごせてたので、落ち着いていられた
よう。普段は甘えたりしないのに、とても甘えて、クリ
スマスの日の朝は、初めて布団に入ってきて添い寝
をした。クリスマスプレゼントだと喜んでいた。
思えば、それが藍のお別れの挨拶だったのかもしれない。1週間くらいの滞在予定を、どうしても離れ
られず、1週間延ばしたのも意味があったんだろう。本当によかった。
旦那は大好きだった藍のうなじの毛を切った。可愛い三毛柄の毛。
私はおしりのあたりの白いふわふわした毛をもらった。
あまりにも寂しく、どうしていいかわからないので、自分の髪の毛を棺に入れた。
私がピアノの練習をしている時、よくピアノの上で寝たり、のぞきこんだりしていた。
最後に、ピアノを弾いてやった。
ペットショップの店長の奥さんが、病院に会いに来られたと病院の方から聞き、お店にも寄る事にした。
店長の奥さんはトリマーさんで、猫のシャンプーを担当していたので、藍はとてもお世話になっていた。
お店に着くと、みんなが藍の顔を見てくれた。たくさんなでてもらった。今まではすぐ怒るからなかなか
なでれなかったのに。
「うちの子達もたくさんむこうには行ってるから、寂しい思いはさせませんから」と言われた。
今頃、虹の橋のたもとに着き、みんなと遊んでいるだろうな。
みんなに見送られ、病院に着いた。
旦那は藍のレントゲン写真を見せてもらった。
人間のではないので、元がどのくらいの大きさがわからないが、あの大きな影は、肝臓全体を
おおうくらいの大きさだと言っていた。肝臓に出来る腫瘍は悪性が多いので、この早さを考える
と、とても悪いものだったのだろうと。 どんなに辛かった事か。もっと何かしてやれる事があった
かもしれない。これでよかったんだろうか。
でも、少なくとも今は楽になっただろうから、これが寿命だったと思って、逝かせてやろう。
病院に、ペット葬祭の方が迎えに来られるので、私達はそこでお別れをした。
分骨してもらえるという事なので、数日後お骨をひきとりにくることにした。
悲しくて悲しくて、涙が出るだけでした。
ありがとう、さようなら。またどっかで会おうな。

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